赤身肉か霜降り肉か
さて、どっちがお好き?

○ 赤身肉か霜降り肉か

ここ最近、「熟成肉」のブームによって、赤身肉にも関心が向けられる様になって来ました。
いままでは、サシの入った霜降り一辺倒だったことを思うと、選択肢が増えたぶん良い事だと思います。

本題の食べる編に入る前に、少しだけ赤身肉VS霜降り肉に、お付き合いください。

ああああ= それぞれの特徴 =

< 霜降り肉 >
神戸ビーフや松坂牛に代表される、きれいにサシ(脂肪)の入った肉

  • 細かなサシが入り、軟らかい食感が味わえる
  • 和牛香と呼ばれる、独特の甘い香りを持つ

牛肉5
<赤身肉>
今はまだ、美味しい赤身は外国産が主流かな?

  • ほど良い弾力があり、十分な食べ応えがある
  • 牛肉本来の味を堪能できる

牛肉3
こんな所ではないでしょうか。
他にも挙げれば、たくさん在ると思いますが・・・

あああ= やっぱり霜降り肉? =

絶妙なサシの入り具合、いかにも美味しそう。
口に含むと噛まずにトロけるような食感。
広がる芳醇な香り。
たまりませんね~。
やっぱり、黒毛和牛が一番!
牛肉2

と、長い間、そう思ってましたが・・・
最近、歳のせいか途中で飽きると言うか。
4口目からは、「うん?あれっ?」
「こんなもんかな・・・」
と感じている自分に気付いてしまったんです。

=なぜ霜降り神話が日本中に広まった?=

牛肉を食べるようになったのは、明治以降のことです。
庶民が牛肉を食べられる様になったのは、それより後の戦後になってからです。
その頃は、高級品でステーキなんかは、夢のまた夢だったハズです。
だから、少量の肉を美味しく食べるには、すき焼きとか、しゃぶしゃぶしか無かった訳です。

薄切りの肉を食べる調理法には、脂を多くふくんだ霜降り肉が最適だったんです。
こんな理由で、霜降り神話が日本中に広まったんです。

今は、誰でも牛肉が食べられる時代です。
厚切りの霜降り肉を、焼肉やステーキで食べるのも抵抗ありません。
だから、気付いちゃったんです。

「脂まみれの肉って、どうなん」と。
(あくまでも一部の意見です)
うし2

  = 好みの問題 =

どっちが旨いか?
これはもう、好みの問題ですね。
どちらも、美味しいに決まってますから(笑)

まだ、赤身肉を食べた事のない方は、食べてみて下さい。
それも奮発して、ちょっといい肉を。
肉好きの幅が、少しだけ広がるかも知れませんよ。

今回は、ここまで。
次回は、本題の、肉の部位、焼き方、食べ方についての記事を予定しています。

「1部 安い肉も熟成しているんです」を読むとき押して下さい。
「3部 牛肉の部位・食べ方 ロース肉編」を読むとき押して下さい。

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