いよいよ本題の「肉を食べる編」です。
食べる前に、お肉についての、おさらいです。
このブログのモットーは簡単ですので、では手短に。
○ 知ってるようで知らない牛肉の部位
上の図は、牛肉の部位を表した図です。
地方によって部位の呼び名は若干違います、これは標準的なものです。
日本は、食肉文化が浅いので、まだまだ部位の違いが浸透していませんね。
当ブログでは、分かり易すく3つのグループに分けました。
- ロース肉(背肉)
- ばら肉(カルビ)
- 内臓肉(ホルモン)
あああ= ロース肉 =
肋骨の中ほどから上の部位で、あまり使われない筋肉のため、相対的に柔らかく、霜降りになりやすい赤身肉です。
正式には、肩ロース、リブロース、サーロイン、ヒレを指します。
ちなみにロースは、ロースト(焼く)に適した肉とゆう意味の和製英語です。< 特徴 >
- きめ細かい肉質
- サシ(霜降り)が入りやすい
- 風味が良い
- 煮込み料理やステーキ用
● 肩ロース
頭に近い部分。サシが入りやすい柔らかい赤身肉です。
ほどよい食感と濃厚な味が特徴です。
ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどに向いた部分。
● リブロース
厚みのある部分で霜降りが入りやすい部位。
脂肪分のバランスがよく、旨味もある。
細やかな肉質で風味が良い
ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼き、ローストに向いた部分。
● サーロイン
腰の上部の非常に柔らかい肉質の部分。
旨みと風味が良く、ジューシーな霜降りが多いのが特徴。
フィレと並びステーキに最適な部分。
● フィレ
テンダーロインとも呼ばれ、赤身で最も柔らかい肉質の部位。
きめが細かく脂肪・筋がほとんどない。
わずかしか取れない高級肉です。
貴重すぎて、めったにお目にかかれない部位。
シャトーブリアンもフィレの枝肉です。
=ロース肉の美味しい食べ方=
厚かましくも、私からの提案ですが。
厚切りのお肉は、やはりステーキでしょうね。
それも、地域で評判のステーキ店で召し上がるのが一番です。
ステーキは、焼き方次第でまったく違います。
前回のブログでも書かせてもらいましたが、
チャンスがあれば、是非、赤身肉のステーキをご賞味してみてください。
霜降り肉とは違った、牛肉本来の美味しさが味わえます。
400~500gくらい、ペロッといけちゃいますよ。
にんにくと塩、胡椒だけでもgood!
個人的には、さらにお醤油を少量垂らすと美味しさ倍増です!
薄切りのお肉なら、焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶもいいですが。
私のおススメは、霜降り肉の醤油炒めです。
しゃぶしゃぶ用の霜降り肉を、塩・胡椒でかるく炒め。
最後に、ほんの少量の醤油で仕上げます。
ご飯のおかずに最高の一品です。
こればっかりは、いい霜降り肉じゃないとダメですね。
失礼しました。
人それぞれ、思い思いの食べ方で食するのが良いですよね。
<おまけ> ステーキ焼き方
- 肉は、室温に戻しておく(重要)
- 焼く直前に塩・胡椒をする
- 余分な脂肪を切り落とし、フライパンでカリカリになるまで焼く
- この時、にんにくも炒める(炒まったら出しておく)
- 強火でフライパンを熱しておく
- 最初に、脂肪の面から焼く
- 強火で15秒、表面を焼く
- 裏返し、うら面を15秒焼く
- 裏返し、表面を1分30秒焼く(中火)
- 裏返し、うら面を1分30秒焼く(中火)
- 肉を取り出し、3分ほどアルミホイルに包み、肉汁を落ち着かせる
- 温めておいた鉄板、皿に移しす
- 冷めない内に食す
* 焼く時は、必ずふたをして下さい。
次回は、カルビ編を予定しています。
「1部 安い肉でも熟成しているんです」を読むとき押して下さい
「2部 赤身肉か霜降り肉か」を読むとき押して下さい
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