目の疲れを放っておくと、眼精疲労になってしまいます。
疲れ目は、ヒドくなければ一晩寝ると治りますが、慢性化した眼精疲労はそうは行きません。
頭痛や肩こり、めまいの原因にもなりますから大変です。

そうならない為にも、目に悪い習慣を知って、予防するのが一番です。

目の疲れを誘発しやすい生活習慣

①あパソコン、スマホ、ゲーム
言うまでもなく、疲れ目の大敵ですね。
では、なぜ目に悪いのでしょう？

図のように、見るもの（距離）によって水晶体の厚さを変えています。
近くを見るときは、ギュッと、筋肉を使って水晶体を厚くします。

この状態が、長く続くと毛様体と呼ばれる筋肉が緊張し、静止疲労を起こします。
姿勢も悪くなるので上半身の血流も悪くなります。
この状態が、目の疲れになるのです。

＜対処法＞
筋肉を酷使したあとは、そうです。
筋肉のクールダウンですね。
あ・軽い運動
あ・ストレッチ
が効果的です。
１時間に１回は行いましょう。
やり方は前回記事を参考にして下さい。

②　夜更かし＆寝不足
これも、想像はつきますね。
では、なぜ目に悪いのでしょう？

目は、「なみだ」で守られています。
絶えず分泌される「なみだ」は、目を乾燥から守ってくれています。
同時に、目に栄養も与えてくれます。
この様に、目の正常を維持するには、良質ななみだが必要です。

良質ななみだは、寝ている間に作られます。
夜、目がショボショボするのは、なみだの成分が薄くなってる証拠です。

＜対処法＞
寝るのが一番なのですが、そう簡単じゃないですね。
目の疲れを感じたら、リラックスするのが効果的です。

あ・蒸タオルで目を温め休ませる。
目を温めると副交感神経が活発になりリラックスできます。

あ・軽いストレッチ（身体のストレッチ）
身体の血流を増やしてあげましょう。

③　目薬の差しすぎ
意外な気がしますね。
良いものでも、度が過ぎるとダメです。
その訳は？

市販薬には防腐剤の成分が含まれています。
頻繁に使用すると、網膜を傷つけてしまう恐れがあります。
使用方法をよく読んで、適度な回数に抑えましょう。

目薬には、意外な落とし穴もあります。
目薬は、目の疲れを一時的に緩和します。
あくまでも一時的であって、根本的な疲れの回復には至りません。
目薬に頼りすぎると、疲れのサインが隠されてしまい、かえって慢性的な疲れ目になる恐れがあります。

＜対処法＞
どんな薬にも、副作用があることを知って使いましょう。

④　片目で見る
ほとんどの人が、左右とちらかを利き目として物を見ています。

これ自体は、問題ありません。
しかし、斜めから見るクセがある人や視力の差が大きい場合、ほぼ片目だけで物を見る習慣がついてしまいます。
この悪習慣が、目の疲れを誘発します。

＜対処法＞
あ・顔をかしげるクセを治す
あ・テレビ等を正視できる位置におく
あ・寝ながら本を読んだりゲームをしない

時々、ご自分の目の使い方を確認してみましょう。

⑤　運動不足
運動不足、それ自体は、目の疲れと直接の関係は大きくありません。
ただ、身体を動かさない事が多いと、目の疲れを回復する機会をみすみす逃している事になります。

＜対処法＞
適度な運動やスポーツは、眼球をよく動かすので、目の健康や機能を保つには非常に効果的です。
特に球技は、上下左右や遠近と目の使い方としては、理想的な刺激となります。

また適度な運動は、リラックス効果や血流が良くなる効果も期待できるので、日常的に心がけましょう。

「目の疲れ」特集は、これで終わりです。

第１章　疲れ目は放っていてはダメ、脳疲れで体調まで悪化しちゃいます

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