喫茶「白馬車」
よもやま話 古時計
+PB昭和47年

かつての賑わいが垣間見えるも
時代の流れから、置き去りにされた様な通り
今も、佇む一軒の喫茶店
喫茶「白馬車」の常連客とオーナーがおりなす、よもやま話
為になるとは、思いませんが・・・
開店です。

常連 女
「ねぇ、オーナー」
オーナー
「何でございましょう」
「コーヒーでも、お注ぎしましょうか?」

常連 女
「どうもォ」
「・・・」
「あんな所に、時計あった?」
オーナー
「開店当時からですから、かれこれ45年になりますかね」
常連 女
「私より、ちょっと年下かぁ」
「年代物ね」

オーナー
「まだまだ、元気にお役目を果たしております」
「・・・」
「時々、売って欲しいと言う方がおられます」
「ああ言った物を、昭和レトロと言うんでしょうね」

常連 女
「売ってあげればいいじゃない」
オーナー
「壁の色が、そこだけ違いますから、塗り直さないといけなくなってしまいます」
常連 女
「高くつくわね」
「その当時、(時計)幾らぐらいで買えたのかしら?」

オーナー
「たしか・・・」
「5万5000円くらいかかったと記憶しています」
常連 女
「なんか、ピンとこないわ」

オーナー
「今の物価に換算すると・・・」
「大体、20万円前後くらいですかね」
常連 女
「ヘェ、やるじゃない」
オーナー
「今みたいに、なんでもかんでもスマホと言う時代じゃなかった」
「正確な時間をお知らせするのも、サービスだったんです」
「誰もかれもが忙しい時代だったですから」

常連 女
「そうね、あの頃は、そいうだったなぁ」
オーナー
「ご存じなんですか?」
常連 女
「ちょっと待って、知らないわよォ」
「その頃は、子供だったんだから」

常連 女
「ところで、いくらで売ってくれって?」
オーナー
「相場は、3000円、だそうです」
常連 女
「売ったら、逮捕するわよォ」


<プレイバック・昭和47年>
喫茶「白馬車」が開店した昭和47年は、怒涛の高度経済成長の最後の年にあたる。
奇跡と呼ばれた高度成長は、第1次オイルショックをもって終焉を迎えるが、色んな問題を孕みながらも、平成のバブル崩壊まで日本は、目覚ましい経済を遂げるのです。

昭和47年頃の物価
コーヒー  120~150円
ガソリン  50円/ℓ
大卒初任給 48,600円
ビール   140円大瓶
ラーメン  180円
はがき   10円
タクシー  130円
銭湯    48円
電話    10円/3分

出 来 事
グアム島で、旧日本兵横井さん発見・帰国
アジア発、冬季オリンピック札幌大会
浅間山荘事件
沖縄返還
日本列島改造論 発表
ミュンヘン・オリンピック
日中国交正常化
パンダ2頭来日
カシオミニ(計算機)12800円の低価格でヒット商品に

ヒット曲
1 女のみち/宮史郎とぴんからトリオ
2 瀬戸の花嫁 / 小柳ルミ子
3 さよならをするために / ビリー・バンバン
4 旅の宿 / よしだたくろう
5 ひとりじゃないの / 天地真理
6 喝采 / ちあきなおみ
7 ちいさな恋 / 天地真理
8 太陽がくれた季節 / 青い三角定規
9 悪魔がにくい 平田隆夫とセルスターズ
10 夜明けの停車場 / 石橋正次

テレビ番組
飛び出せ!青春 (日本テレビ)
太陽にほえろ! (日本テレビ)
ありがとう 第2シリーズ(TBS)
オーケストラがやって来た (TBS)
必殺仕掛人 (テレビ朝日)
泣くな青春 (フジテレビ)
光る海 (フジテレビ)
赤い靴 (TBS)
パパと呼ばないで (日本テレビ)
赤ひげ (NHK)
科学忍者隊ガッチャマン (フジテレビ)
マジンガーZ (フジテレビ)




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