伊勢参り
外宮 編

伊勢うどんで、お腹を満たした後は、いよいよ伊勢まいりです。
うどん屋さんの通りを真っすぐ進み、突き当りが外宮の入り口です。

私達、長いこと日本人をやらせて貰ってますが、神道の事はよく知りません。
伊勢神宮と言えば、日本で一番格式の高い神社です。
失礼があってはいけません。

そう思って、何か知識を得られそうな所を探しながら、参道をキョロキョロ。
見つけました、観光案内所です。
そこでパンフレットを入手しようと考えたのですが。
目に入ってきたのは、無料ガイドの看板。

無料の文字に引き付けられ、さっそく受付で申し込みしました。
運よく、直ぐに案内して頂けることになりました。

写真は、その時に戴いた参拝記念の木札です。
150個の限定品という貴重な品です。
左の字は今年の干支「いぬ」、右は「じんぐう」と書かれているそうです。
コレを首に下げると、ふざけてばかりの私達も、すこし神妙な気持ちになりました。

案内をして下さるガイドさん、60代後半と思しき、優しそうなおじさんでした。
では、お願いします。
では、参拝のはじまり~。
ガイドさんに習い、一礼してから一の鳥居をくぐります。

先ず、手水舎で穢れた身を清めます。
いつもは適当にしていたのですが、正しい作法をガイドさんに教えてもらいました。
① 右手で柄杓を持ち、水を汲む
② 左手、右手の順に手を洗い清める
③ 綺麗になった左手に水を溜め、口をすすぐ
④ 残った水で柄杓の柄を洗う
何度も汲み直すのは良くないそうです。

綺麗になった身で、目指すは正宮。
正宮に近づくにつれ、人ごみの喧騒は薄れ。
神々しい雰囲気に変わるのを感じられます。
正宮。
この荘厳さ、日本人じゃないと分からないのだと思います。
だって、簡素な茅葺の建物があるだけですから(笑)
礼拝した、その時。
風が吹いて、白い幕がスーっと持ち上がり、少しだけ中が見えました。
勇ちゃんが、小声で一言。
「神さんに歓迎されたで」


その後も、多賀宮、土宮、風宮と、それぞれガイドさんに説明をしてもらいながら進みます。

参拝の途中々々で勇ちゃんが、薄っぺらなウンチクを披露すると。
「それは違うんですよ…  …」
その度に訂正が入ります。
それがおもしろくて私は、笑うのを必死で我慢。

ここが勇ちゃんの偉いとこ。
何度も聞き直して、ちゃんと納得できるまで教えてもらいます。
あんたは偉い!
でもね、家に帰った頃には、自分なりの間違った解釈に戻っているハズです(笑)


ガイドさん曰く、観光客があまり行かない場所があると言うのです。
そこは、外宮の奥まった所にある下御井神社です。
「ここでは、お願い事をしていいんですよ」
と教えてくれました。

ここ(伊勢神宮)に来る前、勇ちゃんに。
「伊勢神宮では、お願い事したらあかんのや
感謝する所なんや」
と、しつこく言われたのに…

ふと横をみると、真剣にお願い事をしているではないですか。
少しキレ気味の私をよそに、願い事は続きます。
私には分かります、きっと大した願い事じゃないハズです(笑)
境内には、見上げるよな立派な杉の木が生い茂り、神々しい空気が漲ってます。
何となく、身体も清められた様な気がします。

他にも、今流行りのパワースポットがいくつも在りました。
ハート石亀石三つ石というのもありました。
ミーハーな私は、大喜びです。
大勢の人が、拝んでましたが… 
ガイドさんが、そっと教えてくれました。
「あの三つ石、パワースポットではないんですよ
式典を行う際の目印の石なんです(笑)」

つづく。

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伊勢参り
外宮 編
” に1件のフィードバックがあります

  1. しゅう

    訂正するガイドさんも楽しかっただろうね!
    いいお勉強になったね。
    私もパワースポットだと思って写真撮りまくったよ(>人<;)

    返信

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