新しい中古車で初ロングドライブ
命がけの参拝・日本一危険な国宝「三徳山投入堂」

6月30日

三朝温泉の一角にある、みささガーデン・ホテルでお腹いっぱいになった後、三徳山の投入堂にむけGO!
三朝温泉からは約10kmの道のり。10分ちょっとで投入堂のある三徳山三佛寺に到着。
先ずは、車で参道入り口を通過です。

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三徳山は、慶雲3年(706年)に役の行者(えんのぎょうじゃ)が3枚のハスの花びらを散らし、「仏教に縁がある処に落ちるように」と祈ったところ、その1枚が三徳山に落ち、この地を修験道の行場として開いたのが始まりだそうです。

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駐車場に車を止め、道路から急な山道を登ります。
山門をくぐると社務所があり、そこで参拝料(600円)を払います。
愛想のよい受付のお兄さんから、一回目の服装と靴のチェックを受けます。
投入堂への道は、修行の道なのでかなり危険なためです。
二人とも服装はOKでしたが、スニーカーだったので、「入山受付でもう一回確認してください。わらじも販売してますので」と言われ、”わらじ”聞きなれない言葉に引っかかりながらも、更に上へ。

入山受付(入峰修行受付)まで行くと。
「投入堂までお参りされますか?」と聞かれ、
「は~い、行きま~す」と、観光気分の私に、諭すような丁寧でありながら厳しい口調で。
「大変危険です。ここからは、修行ですから」と、きっぱり。
・・・・確かに、修行受付って書いてある。

先ず、靴のチェック。
二人とも、普通のスニーカーだったので(案の定)許可されず、わらじを購入することに。(買取で一足700円)
続いて、服装チェック。この日は、珍しくジーンズにパーカーだったのでOK。
ハーフパンツやスカートだと、危険性の面はもちろん、修行場に立ち入る心構えの面で入山を断られる事もあるらしい。 良かった・・・セーフ・・・。
毎年、数十人くらい遭難される方がいて、中には亡くなられる方も居られるとか。本当にナメてはいけません!

勇ちゃんに、わらじを履かせてもらいながら、「あんた、わらじがよう似合うな~!」と、褒めてもらい、いい気になって、さぁ、修行に出発!!

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先ず、赤く塗られた門をくぐり、宿入橋を渡ります。
結界ですね。途端に空気が冷たい。
ピーンと張り詰めたような感じがするのは気のせいかなぁ・・・。
私、緊張してるのかも?
どこからか、滝の音が聞こえる。
霊験あらたかと言うか、厳粛な気持ちで進んでいくと・・・。
ここから、想像を絶するような修行が待ち構えて、いたのでした。
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木の根っこが入り組んだ急斜面(カズラ坂)。
巨大な岩をクサリを頼りに登る(クサリ坂)。
え~っ!! どうやって登るん?
途方に暮れる私に、勇ちゃんの講釈が始まる。
「重心を前にしてな・・・・」
もう半泣きで帰りたい気分の私に、見向きもせず、どんどん進んでいく。この薄情者め!!
一応、所々で待っててくれるけど、いきなり私の顔の前で「ぶっ!!」
まさかのオナラ攻撃。ここで~?
バチ当たるぞ!!

歩き続けて・・・、と言うよりも修行を続けて1時間。
「私はもう無理」
「このまま進んだら、ほんと帰れなくなって、救助隊のお世話になったら、勇ちゃん恥ずかしいで。」
「私は、ここで待ってるから、一人で投入堂まで行って来て」と言うと。
「ほな、行ってくるわ」って、え~っ!!マジ!?

て事で、見捨てられた私は、大きな岩の上に寝転がって、シャッター。

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結局、勇ちゃんは、一人で参拝をすませ、鬼の首を取ったような顔で帰ってきました。
くやし~!。

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帰り道も必死で。下ばっかり見て下っている内に道に迷うし・・・・
もう、二度と行かないと決意したのでした。
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無事に投入堂参拝も終わり、車に戻る時、勇ちゃんは”わらじ”が余程気に入ったのか、靴には履き替えず、そのまま下山。
下山の途中、気さくなお坊さんと一緒になり、”わらじ”談義に大盛り上がりでした。

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今日の色は、わらじの黄土色

修行の後は、三朝温泉「依山楼岩崎」で疲れを癒しました。

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おまけ
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