散歩中、端午の節句を思い出す

散歩中にしまい忘れた小さな鯉のぼりを見た時、ふと思い出した事がありました。

それは、今年の端午の節句、目に入れても痛くない初孫の昇冴(あさひ)くんに、初節句のお祝いに兜飾りを贈った時の事です。

初節句には兜飾りと決めていました、でも縁起物なのでお値段の方が高めなのかなと、少し不安気味。
取り敢えず、相場というものを知りたいと、ひやかし半分で人形店に行ってみました。

入って直ぐは、目が慣れてないせいか、どれも同じ様に見え、品定めどころじゃありません。
ひたすら値札を見比べ、その金額に一喜一憂するばかり。
値段はピンキリ、それなりの物はかなりのお値段、中には100万円を超えるものまで…

しばらくすると目も慣れてきて、多少の値踏みも出来るようになりました。
もともとは図々しい私達、言いたい放題の変な客に早変わりです。

「なぁ、なぁ、これくらい(3Dプリンターで)作れそうじゃな?」
「それは、わてに作れと言うことか? 面倒くさいわ」
「こっちは、小さい割に高い、あっちは大きいのに安い」
「値段の違いは、なんじゃろね?」
あっちをウロウロ、こっちをウロウロ。
買うのか買わないのか分からない、面倒くさい客ですね(笑)

こんな調子で何軒も下見して、そのうち訳が分からなくなって、後半は半ばヤケクソ状態。
でもなんとか、お気に入りの物を見つけ、買い求める事ができました。

端午の節句が近づいたある日、娘から変なLINEが入りました。
「何か、1枚布があまる」
普通、これだけでは分かりませんよね。
そこは長い付き合いの親子、兜飾りの事かとピンときました。
すかさず。
「それは、兜が包まれていた布」と返すと。
「ぢゃあいいんか。 できた、できた!!」
この夫婦には、伝統行事の意味も重みも関係ないようです(汗)

実は、私が選んだ兜飾りは、実際にかぶれるモノなんです。
少し大きくなって、自転車に乗る時、ヘルメット代わりになればイイと選んだのですが…
あとで興味本位が過ぎたかな? と反省しきりです(笑)
今の昇冴くんには、大き過ぎて重いので、今年はパパがかぶって記念撮影です。

今もそうですが、元気でたくましい子に、育って欲しいと願いました。
そんな微笑ましい気分に浸っていた時。
勇ちゃん(主人)が送られてきた孫の写真を見て、一言。
「この子、ひふみんに似てへんか」

私も、密かに感じてました。
でも、それは言っちゃいけません(笑)

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