この頃、相方の勇ちゃんは、食べ物のに関して執着心が出てきた、と言うか、食べ物に興味を示します。
嫌いなものでも、私が食べていると(一応)欲しがるんです。
悪い事ではないので、まぁイイかな。
先日も、急に「タコスが食べたい」と言い出しました。
なんでも、昔アメリカに居た頃によく食べたそうなんです。
私にとっては未知の料理。
でも、初メニューは、ちょっとワクワクします。
仕方ない、作ってやるか(笑)
ネットで調べてみたものの、近所のスーパーでは、すべての食材は揃わない。
という事で、得意のわたし流レシピで作ってみました。
ひき肉と玉ねぎを、チリペッパーと秘伝のソースをベースに炒めます。
よく分からないので、一味やカレー粉も足してみました。
その他の具は、レタスとトマトの野菜のみ。
なんとか出来上がった所に、勇ちゃんが帰宅。
「おっ、タコスやん!」
お皿に、トルティーヤを数枚。
あとは、自分で(具財を)巻いて食べるように言うと。
「アボカドが無いやないか」と、やや不満顔
でも、味は気に入ったようで、大喜びです。
そして、昔話を語り始めました。
「アメリカに居たとき、メキシコに行くつもりで、車で走ってたんよ」
「サンデーゴの先の国境まで来たときにな、気付いたんや」
「パスポートが無いことに」
「アハハ~」
ああ「それで」
「・・・」
「それでな、わしだけメキシコに入れんかったんや」
「友達が帰ってくるまで5時間、車の中で待ってたわ~」
やっぱり、この人、只者じゃない!
あまりの、ドン臭い話に大爆笑。
気の毒な人です。
辛い思い出に浸りながら、タコスを堪能してください。