8月17日
少し前になりますが、8月5日に宝福寺(総社市井尻野)の暁天座禅体験に行ってきました。
宝福寺は、室町時代の画僧「雪舟」が幼少期に修業した禅宗のお寺です。
あの涙でネズミの絵を描いたという伝説が残る寺です。
座禅の受付が4時30分からだったので、4時ごろ家を出発しました。(15分で到着)
暁天座禅は五日間の日程で今日は最終日。
調子よく一番乗りしたものの勝手が分からず、あとから来られた参加者に付いて入場です。
当たり前かも知れませんが、独特の雰囲気の中、静か~な受付です。
初心者のわたし達は別室に通され、弁慶みたいな格好のお坊さんに座禅の組み方を教えてもらいました。
お坊さんの説明も終わり、まだ暗い本堂に行くと40~50人位の人たちが既に座ってました。
参加者こんなに居たんだと関心しながら座に着くと、お経を手渡され、訳が分からないまま全員で読経。
全てが初体験、こんな事なら初日に参加するんだったと軽く後悔です。
(多分、ほとんどの方は経験者か初日から参加の方の様に思います)
いよいよ座禅です。
庭に面した縁側に整然と座布団が並んでいます。
さっきまでは少し汗ばむ感じでしたが・・・
座布団に座りあぐらを組む頃には、ピーンと張り詰めたような空気に包まれ涼しく感じます。
外はまだ薄暗く、東雲か暁のころなのでしょうか、
物音もしない静寂の中で、目を閉じて無心の境地で座禅のはじまり。
あちこちで、ビシッ! ビシッ!!と警策で叩く音が響きます。
だんだんと、鳥や蛙の声が聞こえ始め、東から朝日。
不思議な空気感など、自分と向き合う1時間余・・・。
今まで感じた事のない生命の気配を感じます。
座禅が終わると住職から有り難い講話です。
六波羅蜜(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、知恵)についてのお話をして下さいました。
私には、難しくてよく分からない部分もありましたが、
勇ちゃんは、分かった様なふりをして、うなずいていました。
(居眠りをしていたのかも知れません)(笑)
講話が終わると梅茶を頂いて食事です。(希望者のみ)
白米、味噌汁(具はほとんど無し)、梅干、たくあん2枚、以上です。
食事も修行の内なのか、みなさん凄い勢いで食べます。
私は味わう余裕もなく、味噌汁で胃に流し込むのが精一杯。
途中、お坊さんに「食器の音を立てない!!」と厳しく叱られながら、涙目で完食しました。
全員が食べ終わらないと席を立てません。
小学生の男の子が、半泣きでご飯をほおばっています。
確かに、現代っ子には辛い食事です。
そして、もう一人・・・。
勇ちゃん、空気が読めなかったのか、のんびり味わいながら食べています。
私の方が冷や汗出るわ~~。
いい体験が出来ました。
PS、勇ちゃんは、来年用に作務衣の購入を検討中です。
今日の色は、暁の赤色
色えんぴつの始末書 喜怒哀楽2 - 色えんぴつの始末書 喜怒哀楽2 |
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表 紙 - 色えんぴつの始末書 喜怒哀楽2 |
View Comments (4)
背筋ピーん!
ご飯を残さず、素早く食べることも修行なんだね〜
そうみたい、、、
でも体には良くない気がするよね~|д゚)
私も体験したいです!
今度、申し込み方法を教えてくださいませ。
teco
ごめんなさい コメントいただいていたのに気がつかなくて
返信遅くなってしまいました。
申し込み方は宝福寺のホームページからできたと思います
8月の暁天座禅の申し込み要らないですよ